朱鷺の杜(IBIS)ブログ

情報論的学習理論(IBIS)に関する管理人の独断と偏見に満ちた意見

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

朱鷺の杜ブログ開始

朱鷺の杜というサイトを開いて情報論的学習理論に関するいろいろな情報を集めつつあり,その中で落書き帳と称して勝手に自分の意見を書くコーナーを作りました.

ただ,それだと一方通行なので,ほかの人のコメントもつけられるようなブログ形式にしようと思いこのサイトを開きました. 最近は無料のブログサイトもいろいろあるようなので,AIST の中に無理に作るよりはそういうのを利用した方が管理もずっと楽そうです.

ただ,ブログ初心者なので,慣れるまではしばらくかかるかもしれませんが,よろしくお願いします.
スポンサーサイト

IBISの住人たち

IBIS は学習理論に関わるいろんな分野の人たちが関わっている.ものすごく大雑把に言うと,物理・数学・工学の3つに分かれ,それぞれがまた細分化された分野に分かれている.

分野分けされているのにはいろんな理由がある. これにはいわゆる「バカの壁」という論理が使える. すなわち,非常に高度なことを進めていくためには,効率化が必要となる. そのためにはみんながバラバラにやるのではなく,専門用語・方法論・価値観といった要因を,ある程度そろえた方が効率がよい.

ところが分野融合的な IBIS のような場だとそういう効率化のための要因は逆に分野間の壁となってしまう. 特に専門用語については,外国人がそれぞれ自国の言葉でしゃべっているようなもので,そもそも何を言っているかわからない. ある程度努力して,何を言っているかわかったとしても,さまざまな道具立て(方法論)が専門化しすぎていて,何をやっているのかがわからない. さらにものすごく努力して何をやっているのかわかったとしても,それをやって何がうれしいのかという価値観を理解するのがまた一苦労である.

価値観は研究者の存在意義やモチベーションとかいった研究活動そのものの原動力となるものだから,それが違うとどうしても相手の立場を否定しがちであり,分野融合的な分野ではついつい不毛な水掛け論が起きている.

ただし,それは自分の価値観を捨てろということではない. むしろ自分の立場というのをはっきりさせて,かつ,相手の立場も理解する中で分野融合というのが生まれてくる. また,専門用語や方法論といったものも,それは自分の武器であって,優れた研究を進めていくには欠かせないものである. ただ少しだけ努力を払って分野融合的な場面では,共通語的な話し方をすればよいのである.まあ実際にはなかなか難しいのだが.

というわけで,とりあえず IBIS に住んでいる人たちのタイプをステレオタイプ的に分類してみよう.これは筆者の独断と偏見に満ちたものなので,気分を害された方がいらっしゃったらご容赦を.

物理
IBIS では特に統計物理の人たちが多い. 森羅万象の不思議に興味があり,その謎を解き明かすことが最大の関心事. 物理学が培ってきた方法論・道具立てはそのために最高のものだ自負している. レプリカ法とか,平均場近似といった道具で学習の問題をバッサバッサと切り捨てる. これらのマジカルなキーワードを出されると凡人にはもうついていけない. 数学的な厳密性よりも新たな道を開拓するブルドーザーのような存在. 往々にして数学のあまりの厳密性をバカにしている部分がある. IBIS でも元気な人たちが多く,一大勢力をなしている.

数学
IBIS の中では pure な数学者の人は少ないかもしれないが,情報理論や数理統計学の基礎的な部分をやっている研究者は,かなり数学的な価値観をもっていると言えるだろう. 数学者にとっては「厳密性・証明」が重要な価値観であり,それが役に立つかどうかはあまり気にしない. むしろ難しい証明をいろいろなテクニックを駆使して解いたという理論の高みをめざしているきらいがある. 往々にして厳密性に欠けた物理をバカにしている部分がある. ものごとを一般化しすぎて普通の人にはなかなかついていけない.

工学
一応 IBIS の中心的な部分をなしていてもいいはずだが,上記の二つの勢力に押されていまいち影が薄いのがこの勢力である. 工学の人たちの基本的なモチベーションは「役に立つ」ということである. ただ,学問というよりは職人みたいな部分もあり,物理や数学といった体系的な武器よりも,問題依存の知識の積み重ねで解こうとするところがある. 役に立たないことをやっている数学や物理をバカにしているところもあるが,劣等感もある.

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。