朱鷺の杜(IBIS)ブログ

情報論的学習理論(IBIS)に関する管理人の独断と偏見に満ちた意見

IBIS2009報告1 「ポスター発表編」

IBIS2009今年は博多で開催。
博多はおいしい食事とおいしいお酒が満載でかなり胃が疲労して帰ってきました。

会議報告、とりあえず自分の発表があったポスターセッションから。

紙のプロシーディングスをぱらぱらしながらポスターをまわるというのが理想ですが
今年も紙はなし。(去年はプロシーディングスそのものが発行されませんでしたが)
というわけで自分で印刷&製本しようとしたけど両面印刷をしたら
プリンタの調子が悪くいきなり挫折。しかたなくアブスト集(webページ)だけ印刷して
もっていきました。


ポスター発表の長所・短所
一言で言えば オーラル=コース料理・定食、ポスター=アラカルト という感じでしょうか。

・密なディスカッションをするには最適ですね。

・自分の興味のあるのだけを選んで聞けるというのもいいです。

・でも、中身を多くの人に知ってもらうのはなかなか難しい。

・興味がある内容かどうかぱっと見て見分けるのも難しいし、あまり興味のないポスターに
 つかまってほかのポスターが聞けないというのもつらい。

・これらの欠点を補うのがポスタープレビューですが、1分ではなかなか難しい。
 時間を単純に増やせばいいかというとそうでもなさそうだし。

・人気のあるポスターはお客さんがいつまでも掃けず、なかなか聞けないというのも難点です。

・こう考えるとポスターは聞く側のテクニックがかなり要求されるように思います。
 自分はあまりうまい方ではないですが。

さて、自分関係では3件(そのうち自分が筆頭のは2件)ポスター発表でした。

・1件目
 自分がセカンドオーサーの藤木さん@同僚の発表は、正規分布の空間の次元削減の話。
 最近藤木さんとやっているユークリッド化という話と私が前からやっている指数分布族の
 次元削減をくっつけた話で、非線形当てはめ(カーネルもあり)にも拡張しています。
 私の時間&能力的な問題で実験結果がのせられずすみませんでした。

・2件目
 次は伊庭さん@統数研との共同研究で、カーネルMCMCで入力にもノイズがのっている
 モデルの関数推定。 リプレゼンター定理そのものは成立しないのですが、
 カーネルならではのトリックが効くという話。 「隠れ変数のある場合のカーネル法」という一般化
 という意味では応用は広いのですが、技術的にはまだまだクリアすべき課題が多いです。
 このポスターは比較的お客さんが少なくて、しかも半分は伊庭さんにやってもらったので楽でした。

・3件目
 最後はしましまさん@同僚との共同研究で、しましまさんの考えた「飼いならし」の理論解析。
 「高品質な少数サンプル」+「低品質な大量サンプル」という問題設定が興味を引いたのか、
 解析部分のマニアックさにも関わらず大人気で、声が枯れるはほかの発表は聞きにいけない
 などうれしい悲鳴をあげていました。

二日目のポスターは全然聞けませんでしたが、一日目では竹内さんと福水さんが
マニアックなポスターを出していて面白そうでした。 竹内さんのはちゃんと聞くチャンスが
なく残念でした。 あと、全般的にカーネルの話は多くていろいろ面白そうでしたが
やはり人気の高いポスターはなかなか聞けませんでした。

若手のポスター発表は奨励賞の対象となり、受賞者はIBIS公式ホームページの方に掲載されています。

受賞された方、候補の方々の論文ももちろんすばらしいものですが、それ以外の発表も例年通りとても質の高い発表で、実質査読なしでこれだけの質が保たれているのはすばらしいと思いました。

次回は企画セッションの感想を投稿する予定です。
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